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グループウェア市場のシェアの攻防は、ほぼ「Lotus Notes」と「サイボウズ」の攻防になってきている。

ここ数年で、サイボウズが猛追し、Lotus Notes に追いつき追い越す勢いである。

ノークリサーチの調査によると、2002年は、「Lotus Notes」が 44.2%に対して、「サイボウズ Office」が 19.9% と倍近い差があったにもかかわらず、2006年には「Lotus Notes」29.3% に「サイボウズ office」の20.3%と「サイボウズガルーン」の4.3%とサイボウズ製品を合わせると 24.6% と肉薄している。


上記はグループウェア市場全体を見た数字であるが、もう一つの数字を見るとこのグループウェア戦争の実体が浮き彫りになる。

実は、年商50億円未満ではトップが「サイボウズoffice」で23.6%、2位が「Lotus Notes」で16.1%、5位が再びサイボウズで「サイボウズガルーン」が 5.0% となっている。

つまり中堅・中小企業においては、サイボウズがシェアを取っているわけである。
そして大規模向けの市場を取りに行くために「サイボウズガルーン」がラインアップに加えられている。
それぞれ対象とする企業規模が違うソフトである。

もともと「サイボウズoffice」は、大企業の部門を中心に広がってきた製品で、2002年6月には、ロータスとサイボウズは業務提携を行うなど、それぞれ共存共栄できると踏んでいたわけである。ところがその後、この提携がプラスに作用したと見えないところを見ると、この2製品はあまりにも親和性が低かったと予測できる。

さて本題に戻そう。サイボウズが Notes の市場を食って、大企業のシェアを奪うことができるかどうかだが、そのためにはクリアしなければならない大きなハードルがある。

すでに長年運用してきた Lotus Notes に蓄積された資産の移行と、すでに Notes に慣れ親しんできたユーザーの教育、この二つに時間とお金をかけても余りある移行メリットを提示できなければ、乗り換えには至らないだろう。

それがサイボウズが Notes からシェアを奪うのにこれだけ時間がかかっている理由だろう。

[ThinkIT] 第2回:SMBにおける「Lotus Notes vs サイボウズ」の攻防戦

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